希望の党は原発ゼロを代替エネルギーで実現すると公表すべき

希望の党の旗揚げを目の当たりにした私たち日本人は、彼らが掲げた原発ゼロをどれくらい信じる事ができているでしょうか?

原発ゼロは可能と予感させるには

街行く人々に聴かなくても冒頭の答えは『原発ゼロにするのは無理』という意見が圧倒するはずです。なぜなら、彼らは原発以外のエネルギーについて何ひとつ語っていないからです。

もしも、希望の党が、地熱発電や風力発電、バイオマス発電から電力を作り出しますよと声を出し行動に移したら、何十年か先の未来に原発ゼロの世界が可能性として生まれます。

しかし、現在の状況のままでは、そんな未来が訪れるとは信じないでしょう。原発以外のエネルギー供給に関連する言葉が何ひとつ出てきていないからです。この状況で原発ゼロを信じる人はゼロではないでしょうか?

日本の地理的特徴を電力問題になぜ繋げない?

日本は世界有数の火山国で、地熱資源がある国です。地熱資源は世界第3位で、アメリカ・インドネシアに次いで資源を持っているのです。

ところが日本はこの資源を使わずに放置し続けた事で、地熱発電技術で世界一の座から滑り落ちる危機にあります。

日本がのんびりしてる間、日本よりもずっと地熱資源が少ない国が技術開発を進め、バイナリー発電方式と呼ばれる技術を作り出しました。

この方式は、イスラエルのオーマット社が軍事技術を転用し開発したもので、既に世界シェアが25%までに広がり、地熱発電のタービンで世界一のシェアを誇っていた日本の技術は50%を割り込んでいます。

希望の党は、原発ゼロを政策に取り入れたのなら一刻も早く地熱発電で電力供給出来るようにする!と、発表した方がいいんじゃないかなって思うのです。

どうしてかっていうと、地熱発電のタービン技術はまだ日本が世界一な訳ですから、世界を相手に稼げる代物として発展させ、技術者育成もしていく必要があるからです。国益の保護と言えばいいのでしょうか?

それに、せっかく地熱資源が沢山あるのに、効率的に電力供給出来る技術を他国から取り入れるのは、日本らしくないですよね。資源的にも技術的にも日本は世界有数な立場にあるわけですから、これを利用しない手はないのです。

原発ゼロを実現する方法を言わない理由

人は誰でも自分の意見を反対される事を嫌うと思うのです。これは、小池さんもそうだと思います。しかし、政治家であるならば反対意見も織り込み済みで話をしなくてはなりません。

例えば、アメリカのトランプ大統領。彼が大統領戦で戦っている時、反対者が沢山いましたが大統領戦で勝利し大統領になりました。

トランプさんは、勝ち方を知っていたから反対者が居ても自分の意見を貫いたのだと思います。その勝ち方とは、49%までは敵に回しても良い。51%の味方さえ確保すれば勝てるのだから。と言うもの。

勝ち方と言うよりも、数字の考え方かも知れません。ビジネスマンだからこそのアイデアではないでしょうか?だから、小池さんもトランプ大統領が大統領戦で勝った方法で、地熱発電の政策を推し進めていけばいいと思うのです。

原発ゼロを政策として掲げた事は素晴らしい事です。しかし『そこに辿り着くまでの方法』も一緒に提示されれば・・・です。

絵に描いた餅では、誰一人として信じてはもらえないし、誰一人として幸せにはできないのです。

もし、具体的な原発ゼロの達成方法が発表されたら私は全力で応援するし、日本国民の大勢も応援すると思うし、時間はかかると思うけど、私は原発ゼロの世界を確信します。

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