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日大アメフト問題で企業組織の教訓が見えた!経営者が見過ごした失敗

日大アメフト問題で企業組織を纏める立場にある経営者にとって今回の問題は、自分自身の足元をすくわれかねない恐怖を感じたのではないでしょうか?

だってそうですよね?信頼していたはずの部下が組織に反旗を翻してアメフト部並びに日本大学の対立勢力となったのですから。日本大学の経営陣はいったいどんな失敗をしてしまったのでしょうか?

今回の問題の要点は1つだけです。なぜ宮川泰介氏は、日本大学のコンプライアンス窓口である、公益通報受付・相談窓口に相談をしなかったのか?という事です。

この答えはいたってシンプルです。『学校が学生との信頼関係を築けていなかった』からです。

私たち大人は長年にわたり大人であり続けたことで子供の頃の記憶を忘れてしまいます。子供の頃を思い出してほしいのですが、自分の両親に対して不信感を持っていませんでしたか?

自分の将来を親の期待で塗り固められ、自分の意思を尊重してくれず、操り人形のように自分を扱う親に対して嫌々ながらも従わざるを得なかった自分の無力さを感じていませんでしたか?

そんな親に対して相談なんて絶対にしないし、相談をする相手の選択肢にさえ入っていません。なぜなら敵だからです。自分の親だけど、自分の理解者でもなく、自分の味方でもなく、自分の意思を蔑ろにする親と言う名の敵だからです。

子供にも人権があります。しかし、子供を自分の道具のようにしか思えない親がいます。子供は親に頼るしか生きる方法がないことを良いことに、親はその立場を利用し、子供を虐待し、洗脳し、道具にしようとします。

そんな親子関係に信頼関係なんて築けるはずがありません。

このことは学校側と学生側の関係にも同じことが言えます。学生を虐待し、洗脳し、操り人形にすることを良しとしているから信頼されないのです。学生も意思を持った対等な人間で、見下していい存在ではないのです。

日本大学は学生に対して対等な存在であることを認めていたでしょうか?学生に自由な発言権を与えていたでしょうか?そして彼らと会話をしていたのでしょうか?

当ブログの記事を読んだ読者がコメントを残してくださったのでそれを引用するのですが、彼は上司から法令違反の業務指示を示唆されたことがあるそうです。今回の宮川泰介氏と全く同じ境遇ですよね。

しかし彼は宮川泰介氏と異なり、上司の指示を拒否し続けた結果、『俺の指示に従えないとは、組織人として合っていないだろう。そもそも、うちの会社に向いてないのではないか?他に道を探したらどうだ?』と退職強要まで受けたのです。

彼はこのパワハラが原因で体調不良に陥り通院生活を余儀なくされるほどになりましたが、彼は弁護士に相談などせずに、本社のコンプライアンス窓口に相談したのです。

宮川泰介氏と当ブログの読者との違いはどこにあるのでしょうか?答えは簡単です。彼は会社を信じ、組織人であり続けたのです。宮川泰介氏は組織を信じることができなかったから日大の組織に反旗を翻したのです。

経営者にとって従業員は単なる労働力でしかないと思っているのならそれは間違いです。彼らの信頼を勝ち取ることで初めて組織内で発生した法令違反を組織のしかるべき窓口に相談をしてきてくれるのです。

ある程度大きな企業になると、コンプライアンス窓口を設けているようですが、従業員は基本的に信用していません。例に出した当ブログの読者と彼が勤めていた企業が互いに一流だったからこそ解決できた事案なのです。

本来なら、従業員も企業も互いに信頼しあえる関係でなくてはなりません。信頼しているからこそ、組織の不正を窓口に通報することができるのです。そして、従業員を守る姿を見せることで他の従業員の信頼を勝ち取ることができるのです。

組織の幹部はその権力を笠に着ることなく、常に公明正大でなくてはなりません。しかし、内田正人常務理事は、巨大組織の上に胡坐をかき権力を不正に行使していました。

その結果、宮川泰介氏は反旗を翻したのです。彼のとった行動は経営者視線で見ると、組織を売り飛ばした裏切者です。しかし、本当に彼は反逆者でしょうか?学生から信頼を勝ち得ていたらこのような問題に発展しなかったのではないでしょうか?

物事には必ず原因があります。

宮川泰介氏が反旗を翻したことを経営者目線で『裏切者』と一方的に思うのではなく、学生に対する学校側の態度に何か原因はなかったのか?と考えることが今回の問題の大きな教訓になるのです。

答えはもうすでに導かれています。学生を信じ対等な立場にある存在と認め、学生を尊重し、学生と会話をすることです。そうすることで、学生の信頼を獲得することができるのです。

組織に属するものが外部コンプライアンス窓口に助けを求める行動は、組織幹部にとっての恥だという事を認識すべきです。だからといって、恥をかかせてくれたなぁ?と間違っても言ってはなりません。

感情に任せた言動は信頼とは程遠い結果を招くことになるのです。組織の頂点に立つものは公明正大でなくてはならないのです。

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