選抜高校野球夏の大会よりなぜ出場校少ない?各都道府県から出ぬ理由

春休みの短い日程で決勝戦まで済ませなくてはならないから。というのが理由です。

春休みの期間は3月25日頃から4月5日頃までです。25日を初日として計算すると、12日間しか休みは存在しません。

その12日間で決勝戦まで済ます必要があり、夏の甲子園と同じように各都道府県から49校が出場すると、1日4試合をこなし雨天順延がなかったとしても15日間を要するのです。

このように、消化に要する期間が春休みの期間を上回るために、夏の甲子園と同じように各都道府県から出場させることができず、選考委員会によって出場校が選抜されるのです。

また、過密日程における選手の負担を軽減するために、準々決勝と準決勝の間には休みが1日加えられています。日程による都合と選手の負担軽減を考慮すると各県から出場できないのは仕方のないことなんですね。

自分が住んでいる都道府県から出場校がゼロだと、センバツ高校野球を見ようという気持ちが薄らいでしまう事もあり、春の選抜は夏の甲子園と比較すると人気が低くなってしまいます。

全部で何試合するの?

選抜高校野球に限りませんが、トーナメント方式の大会を見るときに『全部で何試合するの?』って気になったことってありませんか?

私も気になっていましてちょっと調べてきました。すると、意外なことに簡単に答えを求めることができるんです。

その計算式ですが『出場校数-1』という計算で総試合数が求められます。

2018年選抜高校野球で言えば、36校が出場しているので全部で35試合を消化します。

どうしてこんな簡単な計算式で求められるの?と思うかもしれませんが、トーナメント方式で優勝を決めるという事は、1チームだけが全勝で、そのほかのチームは全て負ける必要があります。

つまり、優勝校を除く35校が負けるための試合を消化する必要があるのです。言葉だけでは私も最初は納得できなかったのですが、トーナメント表で組み合わせを数えると納得ができたのでトーナメント表をご覧になってください。

出典:日刊スポーツ(トーナメント表)

33試合目で左側のブロックの全勝校が決まり、34試合目で右側ブロックの全勝校がきまります。そして、35試合目で左右のブロックの全勝校同士が激突し、無敗チームである優勝校が決まります。

これは、シード校やシード選手を含めた時の変則トーナメント表でも必ず参加者から1を引いた数が総試合数になります。私もこれを聞いて本当に?と思い色々なトーナメント表を見て数えていきましたが必ずそうなりましたので面白いですよね。

スポンサーリンク

スポンサーリンク