高校野球で申告敬遠についてプレーする選手たちはどう思ってるのかな
夏の甲子園を見ていて思うのですが、何のために申告敬遠を見送り続けているのか?ってことです。
高校野球では、延長戦12回が終わっても決着がつかない場合、延長戦13回からの攻撃はタイブレーク方式を採用するに至りました。
これは、選手の疲労を軽減するためだと認識しています。タイブレーク方式を導入したのなら、投手の疲労を軽減するために申告敬遠は採用するべきではないでしょうか。
これは甲子園の高校野球中継をテレビで見ている私の意見です。
選手はどう思ってるの?
大切なのは実際にプレーしている選手たちの意見だと思うのですが、選手の意見は聞こえてこないのですよね。
申告敬遠とはちょっと話がずれるのですが、例えば、2019年の岩手県地区大会決勝戦。
大船渡高校と花巻東高校が激突しました。大船渡高校には時速160k/m以上の球を投げられる佐々木朗希投手がいました。ところが彼は決勝戦では1球も投げず、ベンチで花巻東高校に敗れる瞬間を迎えました。
この敗戦にあたり、彼の思いはニュースでは報道されていません。私は佐々木朗希投手が何のためにマウンドに上がらずベンチに居続けたのか?を本人の口から聞きたいと思っています。
騒ぐのは外野ばかり
日本スポーツ界の中でも野球は大きなお金が動くコンテンツであるために、注目の的になりやすいだけでなく、周りから大きな期待が掛けられたりします。
超逸材である佐々木朗希投手が岩手県地区大会決勝でマウンドに上がらなかったことに対し、投げるべきだったとか、投げなかったのは正しいとか、意見が真っ二つに割れてしまっています。
高校野球の延長線上にはプロ野球やアメリカのメジャーが存在しており、彼の肩にはそうした未来が存在しているからこそ、周りがあれこれと意見を述べたりしてしまうのです。
主役は選手である
しかし、大切なのはプレーしている本人たちがどういう意思を持っているのか?という事です。ルールを決めることは大人の役割ですが、選手たちの思いを聞き届けることも大人の役割のはずです。
彼らの意見を聞き入れずに勝手にどんどんルールを作っていては、主役の彼らをおもちゃのように扱う事となってしまいます。
タイブレーク方式は大人が勝手に決めたルールと思いますが、甲子園のあの炎天下の中で野球をすることを考えると彼らのためになってるのかな?と思います。
それならタイブレーク方式と同じように投手の疲労のことを考え、選手たちに申告敬遠の是非についてアンケート調査を行う事は、彼らの身体や未来を守ってあげることに繋がるはずなのです。
それが大人として彼らにしてあげられることではないでしょうか?
プロ野球でも申告敬遠を導入したわけですから、将来プロ野球でプレイしたいと思う選手を保護するためにも導入した方がよいのではないかと私は思いますが、選手たちの考えを大人がくみ取る形式をとってみてはどうなのかなと思いました。
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