就職活動の面接でアメフト問題で質問された時の受け答えの模範解答例

2018年6月1日

就職活動の面接の時に日大アメフト部の問題について質問をされるとその返答に困っている学生はたくさんいらっしゃると思います。

しかし、自分の一生に関わる選択ですから自分の意思をしっかりと面接官に話すことが重要です。そして、面接は自分の未来を決定づける『取引』であることを肝に銘じておきましょう。そうすれば自ずと質問の答えが出てくるはずです。

2018年6月1日追記

この記事にはコメントがついています。そのコメントは非常に有益なコメントで、記事本文を飛ばしても問題ありません。

模範解答

私がアメフト問題で感じたことを申し上げます。

反則を犯した選手は間違ったプレーと認識しつつも反則をしました。その後、自分の過ちに気づき監督とコーチとのやり取りを記者会見で公表しました。

もし私が彼と同じ立場であったなら同じように記者会見で正直に話します。しかし、あってはならないと認識していることは監督とコーチが反則を指示していたことです。

このことは会社と従業員における関係にも同じように言えると私は考えています。

例えばレスリング協会の栄監督が伊調馨選手にパワハラをしていました。他にも、某広告会社の新入社員がパワハラを受け自殺にまで至りました。

貴社におかれましては、パワハラをする従業員はいらっしゃらないと存じますが、もしそのような問題が生じた時、どのような対応をするのかを知りたいので教えてくださいませんか?

受け答えの解説

アメフト問題からどのような共通点を見出すことができるのかが受け答えの肝です。

会社によっては、日大アメフト部の監督コーチのような指示を容認している会社もあるわけです。自分の将来を見極めるという事は、自分にとって都合の悪いことは排除していかなくてはなりません。

従って、企業が尋ねられると困るようなことをズバリと言える人間でなくてはなりません。こんなことを会社側に尋ねると嫌がられるのでは・・・?と思う人は、反則をしてしまった選手のように都合よく使われる将来しかありません。

つまり、パワハラを受けても文句は言えませんし、長時間労働を強いられても文句は言えません。就職活動の面接は『取引』です。自分の未来を差し出すわけですからそれに見合った会社を自分で探さなくてはなりません。

自分に見合った会社を探す手掛かりは面接官との会話から引き出す以外にないのですから、そこで遠慮をしていては、自分の将来をとんでもない会社の内定と取引しまう事になってしまうのです。

先程例に挙げましたが、2015年某広告会社の新入社員が自殺をした事件がありました。従業員を大切にする会社だったらこうした事件とは無縁のはずです。しかし、悲しい事件が起きました。自分の将来がこうなってもいいのか?ってことです。

ですから、面接官からアメフト問題について尋ねられたとすれば、要点である『パワハラ』についてこちらから面接官に質問をするべきなのです。これができなければ、自分の将来は危ういと考えるべきです。

また、面接官が敢えてこの問題を投げかけてくるという事は、そこからどのような問題を認識できるのか?という認識力を試しているのかもしれません。そんな場面において遠慮をしていては内定にたどり着くことはないでしょう。

もしも、対応について面接官の答えから、問題解決能力が欠如している会社と少しでも感じることがあるなら『その会社を選ばない』という選択肢がある事も認識しておくと良いでしょう。

内部告発の是非

内部告発は時として自分の身を滅ぼす場合があります。

例えば、今から15年以上前に西宮冷蔵という倉庫会社は、雪印食品が外国産牛肉を国内産牛肉と偽装していた事実を内部告発しました。誰が正義で誰が悪かは明白ですが、西宮冷蔵は現在、事業継続が困難な状況となっています。

この時の雪印食品の関係者や、西宮冷蔵に荷物を預けていた他の荷主たちは『マジで勘弁してよ』と思ったわけです。だから、荷主たちは『内部告発をする西宮冷蔵に荷物は預けられない』と言う理由で今も荷物を預けていないのです。

社会通念で考えれば、正義は西宮冷蔵にあります。しかし、西宮冷蔵は正義感を振りかざした結果、業界から締め出しを食らったのです。

もしも、面接官がアメフト問題について質問をしてきたのなら、西宮冷蔵のこの問題について話題に出してみるのも面白いかもしれませんね。内部告発は絶対に許さない会社に入社してしまうと、自分の未来は西宮冷蔵と同じことになります。

自分の将来を取引に出していい会社なのか?を見極めるためにこうした材料はたくさん持っておいた方が有利に就職活動を進めることができます。そして、事実を事実と認め改善できる会社を探しましょう。

就職活動とは

就職活動は、『自分の将来』という掛け替えのない大切な財産と、取引をしても良いと思える会社を見つけるためにする活動なのです。自分自身の未来のために、そして自分自身を今まで育ててくれた親のためにもいい会社を探しましょう。

それができるのは自分自身だけなのです。

いくら探しても見つからなかったら自分で会社を立ち上げるという道もあるので気楽にいけばいいと思います。選択肢はたくさんある方が良いですからね。

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日常

Posted by naoko