映画ハードコア平成地獄ブラザーズのネタバレとあらすじ山田孝之主演
山田孝之、佐藤健が出演する、ハードコア平成地獄ブラザーズは、グランドチャンピオン(秋田書店)で1991年から1993年まで連載していた『いましろたかし』が描いた漫画。原作は狩撫 麻礼(かりぶまれい)。
原作のストーリー
群馬県の山奥で埋蔵金掘りをしている男たちを描く物語でもあり、世間を渡り歩くのが下手な男たちとその結末を描く物語でもある。話は東京都世田谷区の下北沢駅付近にある右近が住むアパートから始まり、右近と牛山の酒と女にまつわる失敗がそれぞれのキャラ紹介的なストーリーとして展開される。
ある日、牛山が寝泊まりする廃工場にロボオが現れ、右近・牛山・ロボオの3人?のドタバタ劇が繰り広げられる。そんな折、たまたま右近の部屋に来ていた弟の左近がロボオと出会う。左近はロボオに興味を示し始め黄金を探知できる能力があると見抜いて埋蔵金掘りをしている鉱山へと向かった。
なぜ今になって映画化なのか?
私が一番気になったことは『なぜ今この漫画が映画化なのか?』ということでした。連載していたのも連載が終わったのも今から25年以上前で、大昔の漫画を引っ張り出してくる理由なんてないはずなのに、なぜこの作品が今になって選ばれたのか?その理由が必ずあると思いました。
ネットで調べてみると、山田孝之が監督の山下敦弘に面白いと勧めていたことと、山田孝之はハードコアを『この男(権藤右近)の不器用さは自分に足りない部分なのでは?』と評していることが判明しました。
山田孝之は自分に足りない部分と言ってますが、これはもう間違いなく今の世の中に足りないものと感じているから役者としてその部分を世の中に訴えてやる!という強い役者魂が映画化という現実を引き出したと私は直感しました。
私は彼の強い意志に反応しAmazonでハードコア平成地獄ブラザーズを大人買いするに至りました。大人買いと言っても全4巻ですけどね(笑)。
読んでみると、この漫画は酒と女と金(埋蔵金として描いているがお金をテーマにしているのは間違いないでしょう)をテーマに扱い、主に男が抱えているであろう問題をストーリー化しています。
そして、何をしても失敗続きで頑張っても頑張っても報われない。とうとう最後まで報われることなく終わるわけですが、一番最後のコマに権藤左近が一筋の光を表現する役柄で登場します。おそらくこれが作者が伝えたかったことであり、山田孝之も涙した理由だと思うのです。
私が思う山田孝之が伝えたかったことは、何があっても生きてくれ!ということじゃないかなと。テレビのニュースを見ると自ら命を絶つ人のことが取り上げられることがあります。そうした選択をしてしまう人の思考を役者として変えることはできないか?と常々考えていたのではないでしょうか。生きてさえいれば良いことは必ず起きると。
原作にそうした意図はないのかもしれないし、山田孝之は別の理由から泣いたのかもしれない。でも、私にはそのように感じたのです。劇場版ハードコア平成地獄ブラザーズがどのように表現されるのかとても興味が惹かれますし劇場にまで足を運ぼうと思っています。
劇場版キャストと人物像
権藤右近 … 山田孝之
権藤左近 … 佐藤健
牛山 … 荒川良々
済原ロボオ …
金城 …
水沼 …
水沼多恵子 …
劇場版の感想
公開日
2018年公開予定。
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