白鵬引退か?横綱処分が給与カットだけは軽く相撲協会不祥事続きすぎ

貴ノ岩が日馬富士から暴行された問題で、白鳳と鶴竜がその場に居合わせていながら制止することができなかったのは、相撲をするものとしてあってはならないことです。

モンゴル出身の力士の集まりであったとしても相撲で仕事をしている以上は、土俵の外に居ても力士としての心構えを持っていなくてはなりません。

外国人力士だと日本人的なものの考え方や習慣が馴染むのに相当時間を要するのかもしれませんが、日本語を流ちょうに話し、ましてや横綱にまで上り詰めた白鳳と鶴竜は人のお手本としての振る舞いも要求されるはず。

にもかかわらず、貴ノ岩が暴行される様子を見てるだけで止めに入らなかったことは反省すべき事でもあるし、最近の言動を見る限り横綱としての品格が欠如しているのではないかと思うことがしばしば見受けられるのです。

今回、相撲協会からの処分として2018年1月の給与を全額カット、2月の給与を50%カットと下されましたが、これで心を入れ替えるわけがないのです。

特に白鵬は横綱でありながら、ねこだましをしてみたり、手で相手力士の視界を遮ったりなど横綱らしくない相撲を取っているし、万歳を観客に要求して見せたりと、横綱の品格を落とす行動をしています。ゆえに、横綱としての心構えを叩き込むべきではないかと考えるのです。

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次に、相撲協会。不祥事があまりにも多すぎる。過去10年で野球賭博、八百長、暴行死などがあってそのたびに申し訳ありませんでしたと謝罪会見をしているけど、今回の貴ノ岩暴行問題でさらに不祥事が増えた。まったく過去の失敗を活かせていない。

理事長が引責辞任はしなくていいから、未来に向けてどうすれば不祥事がなくなるのかを真剣に考えて相撲をもっとクリーンなものにしてもらいたい。それができねば国技とは言えないし、それくらいの責任を感じて相撲運営に取り組んでもらいたい。

相撲界の用語で『かわいがり』というものがあるが、これはかわいがられた方が本当に『自分のことを目にかけてくださっている』と感じているのならば、これはかわいがりに当てはまる。

しかし、かわいがりと称しての暴力であれば、暴力を振るわれた方、今回の騒動だと貴ノ岩がかわいがりを日馬富士から受けた際に『横綱は自分に目を掛けてくれているんだ』と感じたかどうかが問題で、騒動を見る限り貴ノ岩はかわいがってもらったとは思ってないはず。

この判断ができないのならば『かわいがり』という名の暴力は不要じゃないの?と相撲協会は疑問に感じないのかと。日本相撲協会は、公益財団法人で会社みたいなものです。会社には経営理念が存在しており、それが正しいか間違ってるかで会社の在り方が見えます。

この10年を見る限りまともな会社とは思えない不祥事が続いている理由は、日本相撲協会の理念の解釈の仕方が間違っているからと断言せざるを得ないのです。

日本相撲協会の使命を見ると

我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し継承発展させるために、本場所及び巡業の開催、これを担う人材の育成、相撲道の指導・普及、相撲記録の保存及び活用、国際親善を行うと共に、これらに必要な施設を維持、管理運営し、もって相撲文化の振興と国民の心身の向上に寄与することを目的としています。
引用 : 協会の使命・組織

とあります。

使命は見た限り間違いはなく、正しいものです。となれば、どこが間違っているのか?ってなります。人の在り方が間違えているから不祥事が続くのです。

日本相撲協会はこのことを重く受け止め『かわいがり』という昔からの悪い習慣を断ち切り、クリーンな競技として未来に繋ぐことを今後の使命として活動してほしいです。

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