鏡餅や門松を飾るのはいつから?初詣の作法などお正月の豆知識10選
お正月を控え、鏡餅や門松っていつから飾ればいいの?お正月にまつわる作法を調べてきましたのでご紹介いたします。
鏡餅を飾る時期と鏡開き
12月26日~28日までの間に飾ることが大切です。お正月にやってくる年神様をお迎えするわけですから、神聖な場所である床の間に飾ることが大切です。
29日は、9=苦ということで縁起が良くないために避けなくてはなりません。
30日、31日は『一夜飾り』と言われお葬式を連想させてしまうので避けなくてはなりません。
鏡餅は年が明けて1月11日まで飾り、そのあとは雑煮や安倍川餅で召し上がるのが良いでしょう。なぜ1月11日まで飾るのかと言いますと、その日が鏡開きの日だからです。
門松を飾る時期と納める時期
飾る時期は12月26日~28日が良く、1月6日の夕方か7日には納めるのが良いです。
ちなみに、門松の松の字には『神様を待つ』という意味が込められていて、広がる松の枝は、上空から降りてくる年神様を手を広げて待つという意味があります。そして竹は長寿を招く縁起物として使われるようになり現在の門松の形になりました。
初日の出を拝む作法
初日の出を拝むときには感謝の気持ちを込めて、初詣のお参りと同じように、二拝二拍手一拝をします。そして、お辞儀をするときは、息を吸いながら頭を下げ、下げ切った時に息を吸い、また上げるときに息を吸います。この一連の動作を『三息の礼』といいます。
このようにすると、とても美しく誠実なお辞儀をすることができるのです。太陽は全てのエネルギーの源。生かしてくださっていることへの感謝の気持ちを込めて一年の始まりを祝いましょう。
初詣の参拝作法
初詣では、鈴を鳴らしてからお賽銭を入れます。そして二拝二拍手一拝をします。
参拝順序ですが、まず最初に鈴を鳴らして神様に気づいてもらわないといけませんから、最初に鈴を鳴らします。そして、お賽銭をお供え物と同じように神様に差し上げるようにお賽銭箱に入れます。
そして、二礼二拍手一拝の時は、初日の出を拝むときと同じように、三息の礼で行いましょう。お辞儀をするときは、息を吸いながら頭を下げ、下げ切った時に息を吸い、また上げるときに息を吸います。美しい作法で神様に祈願しましょう。
おみくじは凶でも家に持ち帰って良い
凶や大凶のおみくじを引いた場合、境内に結んで帰ってくることが多いですが、吉であれ凶であれ、持ち帰ることが実は大切です。
というのは、おみくじには運勢が書かれており、その1年を生きるためのアドバイスが書かれてあるわけです。凶だからという理由で結んで帰ってしまっては、その年を乗り切るための知識を捨て置いてくることにつながるのです。
大吉が出たからと安心するのではなく、一年最初の日ですからしっかりと気を引き締め、大凶が出ても不安がらずに運勢をしっかりと読み自分のできることを行動することが重要です。
『今日(凶)を365回乗り越えらたら1年を乗り越えられます』
災い転じて福となすという格言が示す通り、凶が大吉に転ずる1年になるのです。
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年始のあいさつ回り
日頃お世話になっている方へのご挨拶は、12月中にお報せをしておき予めアポを取っておくこと。その時に大切なのは『お玄関で失礼しますのでお気遣いなく』と伝えておくこと。
伺う時間としては、午前中なら11時くらいまでに。午後であれば夕方に差し掛からない明るいうちに伺うのが良いです。食事時に掛かることを避けて挨拶に伺います。
お年玉の渡し方
お年玉は、自分の子供や親戚の子供、友人などの親しい間柄の子供にあげるものです。
目上の方の子供に『お年玉』として現金を渡すことは失礼にあたります。もともとお年玉は、年神様が鏡餅を、目上のものから目下のものに分け与えたことが由来とされているので失礼にあたるのです。
このような場合は、全国共通図書カードを包み『御年賀』と書いて贈るのが良いでしょう。
おせち料理の詰め方
おせち料理は一から与の重までの四段重ねが正式です。
一の重は、栗きんとん、昆布巻、だて巻きなどの甘い料理と、子孫繁栄を意味する数の子、豊作を願うごまめ、健康でまめに働けるように黒豆を詰めます。数の子、ごまめ、黒豆を祝い肴三種といいます。
二の重は、鯛や、ブリ、エビ、肉などの焼き物を詰めます。
三の重は、レンコン、しいたけ、たけのこなどの煮物を詰めます。
与の重は、酢の物を詰めます。
祝い箸の両端が細い理由
三が日に使う祝い箸は、自分が食べるときに年神様も一緒にその箸で召し上がるからです。取り分けるときの箸は『海山』と箸袋に書き取り箸を用意します。
海山の意味は、『海の幸、山の幸』を取り分けるお箸だから『海山』と書くのです。
年賀状を出し忘れた場合
年賀状を出し忘れた場合や遅れた場合は『寒中お見舞い』として差し出します。目上の方に出す場合は『寒中おうかがい申し上げます』と書きます。拝啓やかしこなどの結びも不要です。
お正月の豆知識は以上です
お正月を迎える豆知識を学び、年神様をお家の中へ招いてよいお年をお迎えください<(_ _)>
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