ルパン三世part5アニメ1話感想。何話まである?動画はhulu

月曜日に始まった春ドラマ、コンフィデンスマンJPを見て、これってルパン三世のパクリドラマじゃないの?って思って、たまたまネットでルパン三世を検索したらパート5が放送されていることを知りました。

コンフィデンスマンが全く面白くなかったので、なんとなくルパン三世パート5をhuluで見てみたらとても面白いと思ったので、ドラマの感想はやめてルパンの感想を書くことにしました(笑)。

私がルパン三世を見ていたころは、山田康雄さんがルパンの声を担当し、五右衛門は井上真樹夫さんだったと思います。パート5を見て、すべての声優さんが入れ替わったのかな?と思っていたら次元大介は小林清志さんのままなんですね。

銭形警部も納谷悟朗さんから変わってるみたいでほとんどの人が入れ替わってますけど、やっぱりルパンの世界は今も生きているんだって感じました。

アニメって声優さんもキャラの一部であり、その声優さんが他界したらそのキャラも死ぬと思ってた。特にルパンの場合、山田康雄さんは見た目もルパンそのもので、アニメから飛び出てきたような存在だったため余計にそう思ってました。

でも、思わぬ形で新しいルパン三世を見ることで、ルパンは生まれ変わったんだと思えるようになりました。輪廻転生で来世があると言われるように、アニメもまた転生を繰り返していくんだなって感じました。

hulu

第1話面白かったところ

ルパンが乗っていた車はフィアット500です。この車はカリオストロの城で乗っていた車でファンによく知られています。まさかまた見ることができるとは(笑)。

更には、ルパンが警察の追跡を振り切るためにアクセルを踏み込んだ時、カリオストロの城に登場したヒロイン役のクラリスが乗っていたシトロエン2CVが映ってたのは見逃しませんでしたよ!

さて、パート5が新たに放送されることで平成の世にマッチした時代背景が描かれていて面白いですよね。例えばインターネット。子供の頃に見ていた再放送のルパンは全てが昭和。ネットなんてないからlineもないしもちろん仮想通貨もない。

今回のアニメでルパンは仮想通貨を盗むという、2018年の世の中で起きている問題をアニメに取り込むことで、昭和のルパンから平成のルパンに生まれ変わった姿を描いており、それがとても新鮮で面白いです。

ルパンの脚本を担当した方と、泥棒を扱ったドラマコンフィデンスマンの脚本を担当した方。同じ脚本でも、担当する人によってこうも内容に違いが生まれるものなの?と思いました。

ルパン三世パート5は、今の時代を本当にわかってます。ネットを取り入れ、仮想通貨も取り入れ、ハッカー(現実世界の泥棒のような存在でネットで悪事を働く人を指す)の存在も取り入れ、すべてが今の時代にネタをマッチングさせてきています。

ルパン三世は古いタイプの泥棒ですが、平成の世の中に問題を引き起こしているハッカーの技術を取り入れ泥棒を働くストーリーは、旧勢力が生き残るための方法を示しているように感じられます。

時代の流れで言えば、すべてにおいて新勢力が旧勢力を打ち負かしてきたことによって、現代社会は成り立っています。今、テレビ業界はインターネットという新しいメディアの脅威にさらされています。

今までのテレビ業界の動きは、いかにしてインターネットから利益を守るのか?という事がテーマとして考えられており、インターネットの存在を敵視してきていましたし、テレビがネットによって淘汰されるのも時間の問題かとも思っていました。

ところがルパン三世パート5の1話を見る限りでは、インターネットにかかわる技術を駆使し泥棒を働いています。これはつまり、ネットと手を組んで生き延びろという、脚本家からのテレビ業界へ向けられた隠れメッセージとして解釈できます。

その一方で、私が見て面白さを感じられなかったコンフィデンスマンは、現金をどうやって海外に密輸するか?そしてそのお金を盗み出すか?という古いくさいテーマで勝負をしています。

2018年現在、世界ではキャッシュレス化がどんどん進み、クレジットカードでの決済や、電子マネー決済、電車に乗る人なら関西だとICOKAやPITAPA、関東ならSUICAを使いお金が無くなり次第チャージし利用しています。

こうした時代に現金を国外に密輸し、それをどうやって盗み取るか?というストーリーは、もはや時代遅れ以外の何物でもありません。これは、俳優や女優の演技が上手か下手かという以前に脚本家が今の時代を分かっていないのです。

これはもう致命傷としか言いようがなく、ドラマかアニメかの違いではなく、脚本家の時代の捉え方の違いが面白さの違いを生み出していると断言できます。

ルパン三世パート5は、今の時代をアニメの中に見事に投影し面白い作品に仕上げています。下手なドラマを見て、贔屓の俳優や女優が出演しているからと言う理由だけで見るのは時代に取り残されるかもしれません。

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