紀州のドンファンどんな職業でどうやって財産を築き稼いだ?ネタバレ

紀州のドンファン事件で野崎幸助さんの死因について騒がれていますが、彼がどんな職業を経てどうやってお金を稼ぎ財産を築きあげたのか?という事については明らかにされていません。

彼の経歴について知りたくなった私は、彼の著書『紀州のドン・ファン美女4000人に30億円を貢いだ男』をアマゾンで購入し読むことに決めました。

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野崎幸助氏はどうやって財産を築いたか?

野崎幸助氏は昭和16年(1941年)和歌山県に生まれ、中学卒業後は酒造メーカーに就職し、その後、鉄くず拾い、訪問販売、金融業などを経て財を成した。

これまで付き合った女性の人数は4000人で貢いだお金は30億円を下らないそうです。波乱万丈に満ちた彼の人生エピソードやお金持ちになるための考え方を私の感想も交えてネタバレ紹介いたします。

登場人物は野崎幸助氏と山口先輩(グッチ先輩)。グッチ先輩は野崎幸助氏にお金持ちになるための知識を与えた人物です。

名古屋の酒造メーカーに就職

野崎幸助さんが初めて勤めた会社は名古屋の酒造メーカーだったそうです。お酒の入った瓶を洗ったり、お酒のケースを運んだりする仕事をしていたそうですが、1年ほどで会社を辞めることになったそうです。

会社の上司からは『石の上にも三年』と言われたそうですが、野崎幸助氏は、見切りをつけるのなら早い方が良いという気持ちですぐに辞めてしまったそうです。

これはどんなことでも言えますが、見切りは早くつけた方が良いですよね。仕事だけではなくて男女関係でもそうですし、株取引で焦げ付いた・・・なんて親戚の話を聞いた事があります(笑)。何事も見切りは大切なのです。

地元で鉄くず拾い

名古屋の酒造メーカーを辞めた野崎幸助氏は、地元田辺市に戻り家業を手伝いながら鉄くず拾いの仕事を始めました。太平洋戦争で爆撃機が投下した爆弾の破片や、工場から出る鉄くずを集めて鉄くず屋さんに売却してお金を稼いでいたそうです。

しかし、鉄くず拾いばかり続けていても未来がないことを野崎幸助氏は痛感しており、他に何かないか?と思うようになりました。鉄くずを探すために畑に行った時、肥溜めに捨てられていたたくさんの使用済みの避妊具を彼は見つけました。

これを見て彼は『性欲を満たしたいが子だくさんにはなりたくない』という時代に入ったんだなと気づき、鉄くず拾いを辞めて避妊具の販売をすることを決意しました。

どんな時代でもそうですが、未来はどんな世界になるのか?を見極めたものが富めるということですよね。平成が終わろうとしている今、何が儲かるのでしょうか?私はインターネットだと思っています。

避妊具の訪問販売員

野崎幸助氏は鉄くず拾いで稼いだお金を軍資金にし、避妊具を3万円分仕入れたそうです。避妊具を店頭で買うのは今でも恥ずかしいことですが売る方もやっぱり恥ずかしかったそうです。

彼は最初お金持ちの漁師の家を狙って訪問販売をし続けましたが全然売れなくて、時には怖い思いもしたそうです。そんな途方に暮れていた時に鉄くず拾いでお世話になっていたグッチ先輩のもとへ相談しに行きました。

すると、お前は売る相手を間違えてる。避妊具が必要なのは子だくさんで貧乏な家だという事を教わり、そして漁師ではなく農家を狙えとの助言をもらったそうです。理由は農家の人は温厚だからだということです。

漁師の家へ販売しに行ってた時は腕っぷしのいい旦那さんから凄まれたりして怖い思いをしていたそうで、それをグッチ先輩に相談したんだそうです。

それと、商品が商品なので、農家でも集落の端にあるような家を狙い、販売するときの声が他に聞こえないような家を探せとの助言でした。購入するにしてもやっぱり恥ずかしいですからね。今ではこういうのってネットで購入しますよね。

物を売る場合はどんなものでもそうだと思いますが、誰が必要としているのか?を見誤ったらどんなに素晴らしいものでも売れませんよね。売り方や見せ方をどんなふうに変えていくか?が売れる秘訣なのかなって思いました。

そして野崎幸助氏は避妊具を売りまくって年収がサラリーマンの3倍にまで膨れ上がりました。1970年当時のサラリーマンの年収は100万円だった時代に彼は300万円を稼いでいたそうです。

金融業へ進出

野崎幸助氏は避妊具を売りまくりましたが、これから先もずっと売れるとは思っておらず再びグッチ先輩に相談したところ、『俺が運用してやるからお金を預けろ』と助言をもらったそうです。

グッチ先輩は金主として月3分の利益を得ていたそうで、野崎幸助氏にもそれを薦めてきたのです。

金主とは何かというと、信用できる仲間の金貸しに融資をして利益を受け取るシステムなんだそうです。金融業者は莫大なお金を用意しているわけではなく、金主を見つけて金貸しをしているやり方があるんだそうです。

お金がお金を生むという言葉は聞いた事がありますが、こういう事なんですね。私は勝手に株取引だとかしか想像できなくって、こんな世界があるなんて全然知りませんでした。

貸金業者になる

野崎幸助氏は、避妊具販売と金主で稼いだ資金を元手にグッチ先輩の助言に後押しされる形で貸金業者になりましたが、債権回収に苦労して店じまいを考える事になりました。

そんな時にある議員さんとの酒の場で『東京へ行け!そして客を公務員か一流企業の社員を狙え!』との助言をもらい東京で貸金を始めたところこれが大当たり。

返済が遅れると職場に電話をするそうなんですが、中央官庁の公務員や一流企業の社員にとって、金融業者から借金をしている事実は知られたくない秘密ですから、期日までにほとんどの人が返済をするんだそうです。

先にも述べましたが、誰が必要としているのか?をさらに突き詰め、絞ることによって勝てる場所が見つかるんですね。客を選ぶことで利益を上げる。すごいですよね。

野崎幸助氏が経営する貸金業者には、宮内庁の職員だったり、某銀行の支店長が訪れたりしたんだそうです。銀行の支店長に至っては、お金を借りてから銀行を辞めて借り逃げしたんだそうです。

読んでいると、お金の裏事情についていろいろ書かれてあるので本当に面白く読み終えることができました。あと、ドンファンという事で、女性関係についても書かれてあるので男性の方は参考になる箇所がたくさんあると思います。

男性にとって、女子大生の口説き方とか、キャビンアテンダントをナンパする方法とか、高級クラブのこととか、女を落とす方法なんかはとても気になる内容だと思いますので、是非、野崎幸助氏の著書を手に取られてみてはいかがでしょうか。

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