卒業式に告白する勇気が出ない!うまくいくおまじないを掛けてあげる
卒業式が近づき好きな人と別々の人生を歩む岐路に立たされているのにもかかわらず告白をする勇気が出てこない・・・。そんなあなたに勇気が出るおまじないを掛けて差し上げます。
おまじないといってもお守りを肌身離さず持つとかそういうたぐいのものではなくって、私が告白をしなかったがために人に話したくもない黒歴史ともいうべき呪われた人生を歩んできた話をいたします。
最後まで読むことであなたは必ず告白を決意し好きな人に告白ができます。そしてあなたの人生がうまくいくようになります。それくらい強力なおまじないを掛けていますのでしっかりと最後まで読み進めてくださいね。
ヒロとみゆきのおまじない
アハハ。みゆきの笑い声が聞こえてくる。ヒロはみゆきの笑顔が好きだった。小学4年の時に同じクラスになって以来、ずっとみゆきが好きだった。
小学校を卒業するときは同じ中学に進学することもあってまた同じ日常が訪れることをヒロは知っていた。
中学校に入学しヒロは野球部に、みゆきはブラスバンド部に入部した。同じ学校に通うものの二人の接点はなく、同じクラスになったのは小学4年の時の一度きりだった。
春、夏、秋、冬。季節が廻り卒業式を迎える春が再び巡ってきた。ヒロは告白をすることもなくお互い別々の高校へと進学した。
ヒロは高校に入学してもみゆきのことが忘れられずに毎日を過ごしていた。そんな時に小中学生時代の親友だったM田が『おいヒロ、俺、みゆきと同じ高校なんやけど、彼氏いないしフリーやぞ?』と教えてくれた。
ヒロは『余計な事を・・・』と思いつつもM田に感謝はしたが、みゆきに思いを伝えずにM田がくれたチャンスをふいにしてしまった。
この出来事の後に、ヒロの家に一本の電話がかかってきた。
出ると女性の声で名前を名乗らずに『ヒロさんは好きな女性っていますか?』と尋ねてきたので『うん、いるよ』とヒロが答えると、その女性は『頑張ってください』と電話を切った。
この電話をきっかけにヒロは、みゆきの自宅に電話を掛ける決意をした。ダイヤル式の電話を回し呼び出し音のたびに胸が張り裂ける思いをヒロは感じるのでした。
『はい、○○です。』と電話に出たのはみゆきの妹だった。『みゆきさんはいらっしゃいますか?』とみゆきを呼び出したものの話す内容を考えてなかったので、みゆきが電話に出る前にヒロは受話器をきってしまった・・・。
ヒロが高校時代にみゆきと接点を持てるチャンスはこの二回きりで、気が付けば高校3年になり、再び卒業シーズンを一人で迎えてしまっていた。
ヒロは高校を卒業し専門学校へ入学した。毎朝、通学に使う電車で思わぬ人物と出会った。
その人物は女性の魅力をまといつつも、清らかで美しいユリの花のような大人になったみゆきだったのです。
ヒロはみゆきを前にしてただただ混乱するだけでした。
翌日もその翌々日もそのあともずっと、ヒロとみゆきは同じ電車に乗り続けていましたが、ヒロはみゆきに話しかけることはしませんでした。
ヒロは臆病者で勇気を持っていなかった。でも何としてでも気持ちを伝えたいと思ったヒロは手紙を出そうと思い、便箋と封筒を買ってきた。
『みゆきさん、あなたのことが好きです。』と手紙をしたため、最後に『直接返事が欲しいです』と締めくくった。
ヒロは本当に臆病者で、直接返事が欲しいと書いておきながら、みゆきに直接手渡しをせずに彼女の家の郵便ポストに投函したのでした。
本来なら捨てられててもいいような内容の手紙だったのにもかかわらず、みゆきは返事を手紙で送ってきてくれたのです。
その手紙には『卑怯者』と書かれてありました。ヒロは目の前が真っ暗になりました。なんて馬鹿な気持ちの伝え方をしてしまったのか・・・とヒロは思ったのです。
ヒロはみゆきと小学4年生の時にであい、19歳の時にやっと思いを伝えたものの、伝え方が悪かったことで卑怯者のレッテルを貼られてしまいました。
その後のヒロは、好きになる女性が現れるものの『好き』という気持ちを伝えられぬまま時だけが過ぎていくようになりました。
別の女性を好きになっても『好き』と伝えられない既婚者や婚約状態にある女性、既に付き合ってる相手のいる女性だったりしました。こういう理由でヒロは今も未婚のままです。
ヒロはみゆきに勇気を出して告白をしなかったばかりに呪われた人生を歩み続けました。
ここで、このおまじないを読んでいるあなたにお尋ねしますが、ヒロと同じ人生を歩みたいと思いますか?
この問いに対して、全員が『NO!』と答えるはずです。
今あなたは、人生の岐路に立っています。幸せな未来に続く道を歩みたいと願うのなら勇気を出して告白をしてください。好きな人に告白をしてほしいのです。
告白をしなかったり先延ばしにすると、ヒロが歩んだ呪われた道を歩むことになります。
ヒロとみゆきのおまじないをここまで読んだ読者ならもうお判りでしょうけれど、ヒロとは筆者である私のことなのです。
ヒロからあなたへ伝えたい事
私はヒロとみゆきのおまじないを読んだ皆さんには、幸せで祝福される人生を歩んでほしいと願っています。その道を歩いていくためには自分の気持ちを常に伝えていくことが必要になってきます。
私はこの世に生まれ出て46年が過ぎ、やっとこのことを知り得たのです。
もしもあなたが幸せで祝福される人生を歩みたいと願うなら、好きな人へ思いを伝えてください。
うまくいけば恋人同士になりいずれ結婚をするでしょう。ごめんなさいと断られたらその人は運命の人ではなかったとすぐにわかります。
ヒロは運命の人ではなかったと理解するまでに10年近くかかったのです。いえ、本当の意味でいえば46歳になった今ですから36年を要したことになります。
10年とか30年とかという時間を棒に振るくらいなら好きと告白をして次の人に気持ちを切り替えないと人生を無駄にしてしまいます。
人生はあなたが思っているほど長くはありません。より充実した人生を過ごすためにも『好き』という思いを好きな人に伝えてあげてください。
それは誰のためでもなく自分のためだからなのです。私が歩んできた呪われた人生ではなく、祝福される人生を選んで欲しいのです。
そして、自分の気持ちを常に伝えていくことは恋愛面だけではなく人生においてたびたび必要となりますから、好きと告白をして新たな人生の門出として欲しいのです。
ヒロとみゆきのおまじないを読んだ全ての方の人生がうまくいくように、祝福される人生を歩めるように祈願しています。
告白をする決心がつきましたか?あなたからのご報告をヒロは心待ちにしております。
全ての人に幸あれ!
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