アマゾンプライムビデオで『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観ました。
今回『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観たのは、オンラインゲームで一緒に遊んでいる友達と同じ感情を共有したい、その思いが大きな理由でした。
映画を通じて一番強く感じたのは「家族愛」です。
エクスペクト・パトローナムを教える場面
まず印象に残ったのは、ルーピン先生がハリーに「エクスペクト・パトローナム」を教える場面です。幸せな記憶を心に満たすことで魔法が使えるという言葉に、ハリーは亡き両親を思い浮かべていました。その姿に自分も重ね、失った家族のことを思い出しながら観ていました。
湖のほとりでディメンターと戦う場面
次に心に残ったのは、湖のほとりでハリーがディメンターと戦う場面です。父が助けてくれたと思い込んだ瞬間、実際には未来から戻った自分自身が放った魔法でした。ここには「死者に頼るのではなく、自分で試練を乗り越えるしかない」という深いメッセージが込められているように感じました。
シリウス・ブラックとの場面
そして最後に、シリウス・ブラックがハリーに「愛する人は決して離れ去りはしない。いつでもそばにいる。ここにね(ハリーの胸に手を当てて)」と語る場面。これはハリーへの言葉であると同時に、私自身にも届くようでした。大切な人を失って悲しみに囚われている誰かにとって、この言葉は悲しみの感情を洗い流すような慰めになると思います。
総括
ファンタジー映画でありながら、人とのつながりや家族の愛を強く感じさせてくれる作品でした。友達が勧めてくれた理由が、観終わった今とてもよく分かります。

ハリー・ポッター文庫〈新装版〉全20巻セット (静山社文庫) [ J.K.ローリング ]
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