ハロウィンとは?なぜ仮装をするのか起源や由来は何なのか歴史を学ぶ

近年、日本でもハロウィンが徐々に浸透してきています。その中でも渋谷ハロウィンや川崎ハロウィンは話題に上がることが増えてきています。

日本人になじみの薄いハロウィンとはなんなのか?仮装をする理由は何なのか?そして、このお祭りの起源や由来はどこから来ているのか?これらを調べることで欧米文化を学び取ろう。

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ハロウィンとは

ハロウィンという語源は諸説ありますが、カトリック目線で言うと諸聖人の日のイブニングというのが定説とされています。

諸聖人の日の前夜(All Hallowsのevening)、Hallows eveがなまって"Halloween"と呼ばれるようになったと言われています。

日本人からしてみれば、諸聖人の日って何なの?って話ですが、諸聖人の日はカトリック教会では祭日になるほど大切な日なんです。毎日365日、色んな聖人の日があって、その聖人にちなんだ日を『聖○○の日』として呼んでいます。

余談話

日本人に一番馴染みのある記念日の一つに聖バレンタインデーがあります。この日はカトリック教会がバレンチノを聖人とし、2月14日を彼の記念日としました。

現在では公式に祝われていない日となりましたが、この話を聞くとなるほどと納得できますよね。バレンチノが聖人になった経緯

話を戻しまして、聖○○の日というのは、名前を付ける時に参考にしたり、守護聖人としてお祈りしたり、毎日の聖人の日にあぶれた聖人もたくさんいるわけです。この聖人の方々をお祝いする日こそが『諸聖人の日』なのです。

因みに、諸聖人の日の翌日11日2日は死者の日で、万聖節と言われたりしました。11月1日はミサに行く日で敬虔なカトリックの人たちはミサに行くのが常識となっています。

ハロウィンの日に仮装する理由

なぜハロウィンで仮装するのか?というと、古代ケルトの風習で、ご先祖様が戻ってきて、死者が街を徘徊する日だったのです。日本でいうところのお盆という訳ですね。

そんな西洋版のお盆がハロウィンの始まりだったわけですが、死者が徘徊すると悪魔が紛れて街に降り立ち『生者をさらっていく』という噂が立ちました。

それはまずいという訳で死者の格好をして街を歩けば死者か生者かわからないだろうという事で、古代ケルトの10月31日は死者の格好をするのが大流行することとなりました。

想像してみて欲しいのですが、もしも自分がゾンビやお化けの仮装をしたら、いたずらをしたくなりませんか?『ちょっと怖がらせたろ(・∀・)』みたいな感じで。

さすがに大人がそれをするとやばいので、子供のいたずらとして許されるように。更にお菓子をくれなきゃいたずらをするぞ!という子供のゆすり行為が容認されて行くようになり、そのゆすり行為が風習化することとなりました。

これがハロウィンの原型なのです。

日本のハロウィン論

ハロウィンネガティブ論

ハロウィンの由来や仮装をする理由を知ると、日本で行われている仮装パーティーは単なる仮装パーティーでしかないように思えます。

中にはゾンビや吸血鬼と言った死者に扮した人もいますが、本来の意味を理解して仮装をしている人は何人いることでしょうか。

他国の文化を知るとは他国の人々と交流を深めることに繋がります。他国の習わしを楽しむのなら少なくともどういった由来があるのか?位は知っておいても良いと思うのです。それが人を尊敬することに繋がるからです。

日本が大好きで来日する外国人は、日本人以上に日本のことをよく知っていることがあります。そうした外国人をみると、日本という国に対して尊敬の念を持っているんだなと分かりますし嬉しく感じます。

私たち日本人も同じように外国の文化を正しく学ぶことで、彼らと友好を結ぶことができると信じています。

ハロウィンポジティブ論

日本人は良いと判断したものは徹底的に取り入れる性質を持っています。

例えば、日本人が日ごろから使っている漢字。今から約3300年前の殷王朝が起源と言われており、日本は漢字を輸入した上にひらがなとカタカナを独自開発してしまいました。

ポルトガルから火縄銃がやってきたときには二挺の銃だったと言われていたのに、独自に生産し僅か半世紀で日本中で使われるようにまでなり、戦術や城郭などが一変することとなりました。

一説には、ヨーロッパのどの国が所有していた銃の数よりも上回っていたという説があるほどなのです。

自動車に至ってはトヨタやホンダが世界中に知れ渡ってることを思うと日本という国の技術力の高さを窺い知ることができます。

このように、日本は他国が開発したものを独自改造したり量産するのが得意な国のようです。それはハロウィンの仮装パーティーも含まれているようです。

現代日本は強いストレスにさらされています。そのストレスのはけ口の一つとしてハロウィンの仮装を楽しんでいるという風にも解釈できます。

渋谷ハロウィンにはたくさんの人が参加していますが、その中には外国人も混ざっていると言いますから欧米諸国を超えるほどの盛り上がりを見せているのではないでしょうか。

日本には八百万の神がいるわけですから、外国の神様が入ってきても大歓迎って感じなんでしょうね。そういう目線で見ると日本は懐が深いと言えますよね。

最後になりましたが、ハロウィンの成り立ちを学んだのであとは仮装パーティーを存分に楽しみましょう(・∀・)

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